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06 / 10
今年も一年に一度の「水輪」での合宿が無事に終わりました。
今年のテーマは「家族愛から気がつく生きる力」がテーマでした。
一泊二日のセミナーの途中で、講師の私が何度も涙を流したのは
言うまでもありません。
 遠くに離れていても、毎日顔を合わせていても言えない家族だから
言えない一言。
       「ありがとう」
セミナーに参加して下さった皆さんは、きっと長野の山奥から
心の奥底から叫んでくれたでしょう。
お母さんのお腹から生まれてきた私たちはどんな時でも安心の場所は
「家族」だって肌で知っています。


 私の家族は、みんな元気でしょうか。
 毎日、会っているはずなのに、みんなの心にはなかなか会えません。

 でもいつも、信じているんです。
生意気さかりの娘も、いつ帰ってくるかわからない息子も、
幼かったころのあの家族の空気を絶対に記憶してくれているはずだと。


 先日、あるお客様から大切なご相談を頂戴しました。

 「脚の手術をしようか迷っているんです。
  でも治るか治らないかは半々だとお医者様にいわれています。
  この痛みをもうずっと続けていくのは嫌です。」

いろんなお話を聞かせていただきながらも、でも最後に
 「もう一度子供といっしょに走りたいんです。
  頑張っている私を覚えていてほしいんです。」

 私はそれを聞いた途端即答でした。

  「手術はしましょう。
   うまくいかなかったら、またいっしょに考えましょう」

 私も子供に伝えられているたった一つの自慢は
 病気でも元気に生きていけるということだけです。
 どんな環境でも、自分の好きな道を歩いていけることの幸せ。

 「お母さんのつらそうな姿や、頑張って足を動かせるようになる姿を
  みせてあげましょうよ。
  子供は言葉でいえなくてもちゃんとわかってくれています。
  頑張りましょう。」

 自分に言い聞かせながら伝えたその言葉に
 彼女は強い母の涙でうなずいて返事をしてくださました。




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